目がクリクリで、ちょっとブサかわなところがまた愛くるしいウォンバット。かれらは、とても人懐っこく人間に撫でられるのが大好き!
基本、野生のウォンバットの寿命は5~15年。
しかしナデナデが好きすぎるウォンバット、なんと飼育下での寿命は 15~25年!!
しかも、野生のウォンバットの多くは、5年過ぎたくらいで亡くなってしまうため、野生と飼育下のウォンバットの寿命は大体10年以上違ってくるのです。
もちろん飼育下で適切な食事などの管理も含めてですが、ウォンバットは撫でられることでストレスがなくなり、結果的に長生きするのだとか。
昔のある記事には、台風の影響により一時閉鎖された動物園で、来園されるお客さんがいなくなったため、ナテナデが足りず寂しさのあまり「うつ病」と診断されたウォンバットちゃんもいたそうです。
人に撫でられるのが、ウォンバットにとって最高の至福なのかもね
そんなかわいらしいウォンバット。この記事では、とても興味深いその生態の秘密をわかりやすくまとめてみました。これを読めばあなたもウォンバットについて詳しく知れることでしょう。ではご覧ください。
生態の秘密その1
おしりの下に顔が!?ポケットの秘密
ウォンバットは、
「哺乳綱双前歯目ウォンバット科ウォンバット属に分類される有袋類」
カンガルーやコアラなどと同じく育児嚢という、お腹に袋を有しています。
しかしウォンバットには、それらの有袋類の動物とは異なる特徴があります。
それは袋の口が、なんと後ろ側にあるのです。
これは、ウォンバットは地中に巣穴を作るため、土や泥が袋に入って赤ちゃんを汚さないようにするため、だと言われています。
有袋類の中で地中に巣穴を作るのは、ウォンバットだけとのこと。
生態の秘密その2
鉄壁!ウォンバットのおしり
ウォンバットのお尻は4つの板状の骨が融合してとても頑丈に形成されています。
そのため、ウォンバットのお尻をドアノックのように叩くと、”コンコン“と音が鳴るとのこと。
お尻には痛覚も無く、まさに痛くも痒くもない鉄壁のおしりなのです。
外敵から身を守る際は巣穴に潜り、入口を自分のおしりで塞いで、外敵が入って来れないようブロックします。
「頭隠して尻隠さず」笑
万が一、巣の中へ侵入されてしまった場合は、敵が飛びかかってくるタイミングに合わせておしりを上に突き出し、天井とおしりで敵の頭を挟みこむとのこと。
そのパワーは凄まじく、ウォンバットの巣の中や、近くには頭蓋骨の砕けたタスマニアデビルなどが発見されるそうです。
生態の秘密その3
四角いうんち
ウォンバットのうんちは生き物で唯一、四角いうんちをします。
その秘密は腸にあり。
ウォンバットの腸は6~9mにもなり、人間の腸(約7m)と比べるとあの小さなカラダでとても長くびっくりしてしまいます。
もともとあまり水分を摂取しないということもあり、ウォンバットのうんちはとても乾燥しています。
そしてウォンバットの腸の構造上、圧縮する力が非常に強くその過程で四角になるとのことです。
また、縄張りを示す役割もあるといわれています。
2019年にはウォンバットのうんちについての研究でイグノーベル賞を受賞するなど、世界中でもとても興味深い生態として注目されていました。
ウォンバットのいる動物園
日本国内の動物園でウォンバットに会える場所は、とても少なく当初6園でしたが今では
- 茶臼山動物園(長野県)
- 五月山動物園(大阪府)
2園だけとなっています。
「日本一小さい動物園」(現在は2番目)として有名な五月山動物園では、国内にいるウォンバット6頭のうち、4頭も飼育されています。
まとめ
可愛いだけではなく、その体には色々な生態の秘密がありましたね。
人間好きな、人懐っこいウォンバット。
ナデナデで長生きしてくれるのならば、全力で撫でてあげたいですね!
国内では2園と少ないですが、ウォンバットに会いに是非、足を運んでみてはいかがでしょう。
コメント
ウォンバットかわいいですね( ¤̴̶̷̤̀ω¤̴̶̷̤́)